機械設計、制御系を全面刷新

　ロータリーモーション横型ピロー包装機のSP803Nは、2003年の登場以来ラインナップの中心的なモデルとしてお客様にご愛顧頂いてきました。その次世代を担うSXR600Nは機械的な設計、プログラム等の制御系を全面的に見直しました。
　フィルムのロスを低減し環境保護にも貢献する空袋防止機能や、製品位置ズレ時に自動排除して製品のムダと清掃などで発生するダウンタイムを低減する噛み込み防止機能を標準装備し、使い勝手が大幅に向上しました。

決め手はダブルカッター

　SXR600Nは包装機の動作による振動を大幅に低減。従来機と比較して静粛性や製品搬送の安定性が向上しました。通常の半回転分の動作でカットとシールが出来るダブルカッター（オプション）により最短50mmまでの短尺包装、最高200パックまでの高速包装に対応し、お客様の課題を解決します。

よりメンテナンスしやすく

　ロールフィルムから製袋し、製品が入った最後の工程で一つひとつの包装に切り分けるのがカッターです。使用状況により調整や交換が必要ですが、SXR600Nではより簡単にカッター調整を行うことが出来る様になりました。
　排出コンベヤの開閉が出来るようになり、メンテナンス時のエンドシーラー周辺の空間を確保出来るようになりました。日々の清掃、点検も便利になります。

1．「対話式」による簡単アイテム設定

　包装アイテム設定では「対話式」の簡易設定機能を搭載しました。
　対話式とは「袋の長さは？」「包装速度は？」等と包装機の質問に答えていく設定方式です。
　聞かれたとおりに入力をしていく為、初めてのオペレーターでも安心です。

2．直感的に分かりやすい「図解表示」

　これまでは「絵柄を調整したい。」と思えば「排出側へ移動する時はプラス？マイナス？」と設定していました。当たり前の事のようですが、直感的・視覚的に分かりやすい物ではありません。
　そこで図解表示を多用し、見て分かりやすい設定画面にしました。

3．包装工程の負担を減らす「噛み込み防止機能」

　丁寧に作業をしていても製品位置ズレ等の可能性はゼロではありません。そんな時は包装機が自動で位置ズレを検出しエンドカッターのみを一時停止、連包で排出します。
　噛み込みによる清掃や復旧の負担を減らし、包装工程のダウンタイムを低減します。
　※条件により使用できない場合があります。

※図解はボックスモーションの噛み込み防止機能を解説したものです。

 ４．包装工程の無駄を削除する「空袋防止機能」

製造工程の都合によりコンベヤの製品供給が安定しない事があります。そんな時も供給コンベヤだけは稼働し続け製品受入を行います。
包装機本体は包装品が供給されるまで自動的に待機状態へ。空袋防止機能は空袋を抑制し、経費の無駄を削減します。
※条件により使用できない場合があります。

 ５．設置、搬入の課題を解決する「コンパクト」な設備

横型正ピロー包装機の中でもトップクラスにコンパクトな包装機に仕上げました。横型ピロー包装機の導入を諦めていたお客様にも導入の可能性が広がります。
店舗のバックヤード等にも豊富な導入実績がある弊社へご相談下さい。